サイドビジネスインフォ

副業、サイトビジネスのまとめサイト

「レバレッジ」って「てこ」でしょ ~もう一歩!中級者になろう~

 

 

2013年9月7

 

レバレッジの語源は「てこ」

 f:id:rarajurara:20130907102655j:plain

 Wikipediaから引用すると、レバレッジ(leverage,gearing,levering)とは、経済活動において、他人資本を使うことで、自己資本に対する利益率を高めること、または、その高まる倍率。原義は「てこ(レバー、lever)の使用」とある。

 簡単に言うと、「借入とかをすることで、取引できる量を増やして、投資できる金額を増やすこと。」だろう。

 レバレッジ。なんかかっこいいから、「俺レバレッジ使って、FXやってるんだよね。」とか、「俺レバレッジ取引してるんだよ。」とか言う人もいる。でも、レバレッジを取引単位で考えていると、最初はうまく行っていても、必ずいつか大きな失敗をすることになる。レバレッジ取引をする前にしっかりとそのリスクと効果を考えてみることが大事だ。

レバレッジを使うということは、勝ち続けなければいけないということ。

 レバレッジ取引をする理由は?と聞かれると、「自分の持ってない大きなお金で取引できるから。」「大儲けできるチャンスがあるから。」と答える人が多い。その通り、正解。だからこそレバレッジを使う意義がある。でも、それでも夢を見てはいけない。世の中そんなに甘くないはず。一回冷静に考えてみよう。

 たとえば、100万円を使って、レバレッジ取引をする。20倍なら2000万円を使った取引ができる。FXを行った場合、1円為替が思った通りに動けば20万円の利益だ(逆に動けば、20万円の損失)。FXについては、別に機会を設けて書くつもり。

 さて、ようやく20万円もうけた。120万円になった。つぎは同じくレバレッジを使って、20倍で2400万円を使った取引。同じく1円動いて、24万円の利益。。。。

 もうお分かりと思うが、レバレッジを使っても一気に儲けることは不可能だ。勝ち続けて、勝ち続けて、勝ち続けて、ようやく大金が手に入る。

 だけど、そんなに勝ち続けたこと、ありますか?負けることには自信あるけど、勝ち続けるなんてとんでもない。自分、じゃんけんでもなかなか勝てないし、男気じゃんけんとかああいう時にだけ勝ってしまう。結局負けてる。

 そう、20倍程度のレバレッジを使うなら、勝ち続けなければならない(法人はもっと大きいレバレッジをきかせられるが、個人ならレバレッジは最大でも30倍までぐらいが限界)。そして、レバレッジを使うということは同じだけ損失を被る可能性があるということ。一度使って儲けるとやめられないから、麻薬と同じような服用性がある。でも、勝ち続けるなんて無理だから、どこかで大きな損失をくらって退場。なんてパターンが大半。レバレッジを使うなら、覚悟が必要だ。簡単な儲け話は無い。自分で相当自信のある投資でない限り、レバレッジは使うべきではない。

 法人なら、レバレッジ最大にきかせて一発逆転!もありうるが、カイジみたいに地下労働施設に送られてしまうかも。

人生単位でレバレッジを考える。

 それでは、レバレッジは使わないほうがいいのか。そんなことはない。人生の資産形成をするうえでレバレッジは不可欠だ。住宅ローンで家を買うのも、そこからの儲けを考えていないだけで一種のレバレッジを使っている。今の自分の資産では買えないものを、借入で手にいれているわけだから。

 でも住宅ローンで人生のレバレッジを使い切ってしまうことってどうなんだろう。と個人的には思う。それ以上資産は増えないし、逆に新築マンションなんて買ってしまったら「買った瞬間1割以上価格が落ちる。」とか巷で言われてるくらいだし、何となく上手くレバレッジを使っていない気がする。

 どんなレバレッジの使い方があるかは、別稿したいと思います。

勝負時に備えて~大事なのはいつでも戦える準備をしておくこと~

 レバレッジは、勝負手。勝てる!と思ったここぞの時にしか使わない。人生の勝負時、数度勝てるだけで十分。そう思って使うべき。「今でしょ!」なんてノリで言ったら、痛い目見る。

 投資家で有名なウォーレン・バフェットも、「投資家に一番必要なのは我慢です。」とか何とか言ってるくらいだから、知識を蓄え、情報を集め、ここぞという時にすぐに投資できる準備をしておくこと。そこで勝負は決まっているのだろう。

 ここまで読んで頂けた方は、「レバレッジ」=「てこ」、「儲けることができそうなFXやってみるか!」と単純に思っている人と違い、レバレッジの正しい使い方を理解できたのではないでしょうか。

ご一読ありがとうございました。

 

 

にほんブログ村 経済ブログ 金融経済へ
にほんブログ村